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活元運動体験談

2018/11/29

友人から不思議な体操の話を聞いたのは、たしか22歳の時でした。
「その体操をすると、体が勝手に無意識に動いて、自動的に体が調整されるらしいよ」と言うのです。
その頃体のことを勉強していた私は、大いに心を動かされ、『ぜひその体操を教えてもらって、やってみたいものだ』と思いました。

それから約1年後に、別の友人の西田君から、「新造君、◯月◯日に、君の云っていた体操を教えてくれる会かあるよ」と言われ、2人で行きました。
社団法人整体協会( “野口整体”で知られています )主催のその会は、宇部市の福祉会館に数十人が集まって始まりました。
午後1時に始まったその会は、整体の話や簡単な実技が主で、最後にその不思議な体操=活元(かつげん)運動をする会でした。
2分程度の準備運動の後、座ったまま目をつむり、力を抜くのです。
音楽が流れ、周りで人の動く気配や音がしますが、私の身体は動きません。
少し経って薄目を開けると、腕を何度も振り上げている人、上半身をぐるぐる回している人や、仰向けになって脚をバタバタ動かしている人もいます。
『あれが活元運動か! 自分の身体も動き出さないかなぁ』と思いながら、目をつむってじっとしていましたが、動きません。
「さぁ、そろそろ終りにしましょう」と先生が言い、まもなくお開きになりました。
時間はちょうど3時になっていました。
私はすぐに西田君のところに行って、「西田くん、動いた?」と聞くと、「いいや、動かんじゃった」との返事。
「動かんよなぁ」と、私も言いました。
1年も待ったのに、がっかりです。

しかしあ諦められません。
家に帰って2階の自分の部屋に戻ると、時計は夕方5時になっていました。
正座して、さっき教わったばかりの準備運動をしました。
すると不思議なことに、上半身が時計回りに大きく動き始めました。
気の所為などというものではなく、はっきりした大きな回転運動です。
しかも気持ちが良いのです。

例えば机に向かってずっと書き物をしたりした後に、『さぁ、ひと休み』と、両腕を思いっきり左右に伸ばして、上半身を反らした時の、あの快感です。
2時間位続いたその回転運動が終わると、次に右腕をぶんぶん振る動きが出ました。
途中で下から母が、「雄ちゃん、晩御飯を食べぇや」と言うので、少し経ってから1階に降り、少しだけ食べましたが、すぐに全部吐きました。
身体が「今は何もいらないよ」と言っているようでした。
再び腕を振る運動がしばらく続きましたが、それが止むと今度は、首を前にこっくりこっくりする運動が出ました。
ちょうど後頭部から首の後ろにかけて、伸ばすような動きです。
再び母が下から、「雄ちゃん、お風呂に入りぃや。あんたが最後よ」と、声をかけてきました。
活元運動中は、体験してみるとわかるのですが、体温が1〜2度上がります。
少し汗もかいたので、(リラックスから緊張に移ると、動きは止まります)風呂に入ろうと、階下に降りました。
湯船につかって力を抜くとまたこっくりの動きが始まりました。
しばらく動いた後止まったので、『次はどんな運動が出るんだろう?』と思い、じっとしていましたが、何も動きません。
『終わったんだ』と思って、入浴を済ませ着替えると、時計は晩の11時を少し回っていました。

福祉会館では動きませんでしたが、ちょうど人の欠伸を見ていると自分に移るように、あの場にいた人達の運動の気が、私に移ったのだと思います。

その後、排泄作用が盛んになる“反応期”が1週間ほどあり、その後『あれっ、…これは…!』自分の身体に“奇跡”が起こったことに気が付きました!
小学校5年生の時から12年ほど続いた不眠症が、嘘のように消えてなくなっていたのです!
あれほど自分を苦しめた、後頭部から首の後ろにかけての貼り付き感が完全に消えていました。
長い長い曇天や雨の後に、本当に久しぶりに晴天になったようなものです。

その時の友人西田君とは、もう22年間1度も欠かさず、毎月帰省している宇部で、一緒に活元運動をしています。