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『また同じように治るだろう』と思われるでしょうが…

2019/10/08

身体の弾力や感受性の敏感さなど、人によって大きく異なるのですが、とはいえやはり60歳を超えたら、定期的な身体をのメンテナンスの必要性は増してきます。

整体を理解していただけず残念なのは、痛いときだけの人、つまり何かあったときだけ整体に来られる人です。

痛みが出るのは、歪みが限度を超えて大きくなったからで、痛まないからといって歪みがないわけではないからです。

しかも特にある年齢を超えると、身体の弾力も落ち、回復力も落ちてきます。
以前と同じ痛みが出たとしても、今度は回復により時間がかかるだろうと考えるべきです。

例えば今思い出すのは、膝が痛いので見てほしいと言われた、60代半ば位の方で、地元の商店街でお店を出している人でした。

2〜3度みせていただき、とりあえず膝の痛みは取れました。
しかし、身体のあちこちは歪んでいるし、弾力も欠けて、一と言で云えば“鈍い”状態です。

せめて身体全体がもっときちんとするまで、あと
2回くらいはさせていただきたかったのですが、「痛みが取れたから、もういいです」ということで、その時点で終わりました。

「膝が楽になって良かったですね。ただ何箇所か歪みもありますし、身体を使われるお仕事ですから、1と月に1度でもお手入れをされた方が良いですね」と申し上げましたが、表現の仕方が拙かったのでしょう。

『1年以上経ってまた同じように痛くなった時は、果たして回復できるだろうか? 回復できるにしても、日にちも回数も相当かかるだろう』と思うような状態でしたが、押し売りするわけにもいきません。

1年半位経った頃でしょうか、「また膝が痛くなったので見てほしい」と電話がありました。

伺うと、果たしてかなりひどい状態です。
ご本人にしてみれば、1年半前の記憶があるので、『また同じように、直に楽になるだろう』というお考えだったのではないかと思います。

しかし、普段特に身体の手入れをするわけでもなく、ただ使いっぱなしで、さらに年齢の問題もあり、2〜3度で元通りになどとても無理でした。

「以前よりも状態は良くないですね。 年齢とともに身体も硬くなるので、前回と同じようにはいきません。まぁ半年以上はかかると思いますし、少しでも早い回復をと思われるのなら、月に2回は受けていただきたいと思います」のようにお話しをしました。

その後1度か2度伺いましたが、その後の依頼はありませんでした。
他所に行ったりされたのかもしれませんが、ご近所の別のお宅に定期的に行っていましたから、そほの人の膝が相変わらずよくない事は耳に入りました。

こういう例は結構多いのですが、定期的にかかっていただくことをあまり強くお勧めしないのは、その後結構大丈夫な人もいるからです。
健康管理については、それぞれの人に考えがあり、やはりご本人の考えを尊重したいと思いますが、結構無頓着な人もいます。

しかしどう考えるにせよ、他の何よりも大事な、取り替えの効かないたったひとつのご自分の身体です。
もっと感謝して、その分労わってほしいものです。